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考古学に想いを馳せて

10万年前、旧石器時代に最初の狩猟民が現れる前までは、ポーランドの地は湿地と草原の広がる広陵とした大地であり、恐竜たちが闊歩していました。最も有名な恐竜はシレサウルス オポーレ出身シロンスク地方は虫類の意)と呼ばれ、世界最古の草食恐竜のひとつに数えられています。およそ2億3千年前にクラシェユフに生息していたことがわかっています。

ポーランドの太古の歴史に興味があれば、まずシュクラルスカ・ポレンバにある鉱物学博物館を訪れましょう。アンモナイトや恐竜の卵といった様々な化石や隕石の断片など、地球の歴史の一端を垣間見ることが出来ます。

ポーランドに見られる洞窟の数々は考古学的財産です。マシツカ洞窟(では古代人たちの人食の痕跡が見つかったことで知られています。またニェジヴィエツカ洞窟では洞窟熊の骸骨が見つかっていますし、オブワゾーアヴァ洞窟)ではマンモスの骨から作られた世界最古のブーメランが発見されました。

ポーランドに暮らしていたスラヴやその他の民族たちは、後にピアスト家の発祥の地と考えられた土地(ビスクーピン、トルーソ、オストルフ・レドニツキなど)に一台居住地を築き上げ、鉱物採掘場や宗教的聖地も創っていきました。現在では盛んに発掘調査が行われています。

古代ポーランドの豊かさを証明するものの一つとして埋葬の習慣があります。かつてスヴァウキ地方に居住していたヤチヴィンク人たちは、死んだ仲間たちを岩を積み上げた広場に埋葬していました。

ポーランドの地を移動していったゴート族たちもその足跡を遺していきました。石造りの不思議な輪や美しいアーティファクトのコレクションで、現在ではザモシチの市立博物館で見ることができます。最重要価値のある考古学的発見物は博物館に回されます。シレツカの財宝とよばれるコレクションのうち鷲をあしらった黄金の冠はヴロツワフの国立博物館で見ることができます。

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