観光案内標識の設置は、西欧諸国やアメリカ合衆国では昔から一般的でしたが、ポーランドでも少しずつ設置が進められています。
白と茶色のツートンカラーの標識が立っているのは市街地のキーポイントとなるような場所や近隣に観光名所がある場所です。ですから歴史的建造物や景勝地、宗教的聖地などに関する情報をドライバーのみなさまが簡単に得られるようになっています。標識には、それら観光スポットの名称とそこまでの距離、それぞれの建物の形が影絵のように描かれています(例:ヤスナ・グラ)。同様に、目的別観光ルートも表示されています(例:マーウォ・ポルスカ地方の木造建築めぐりコース)。観光案内道路標識の設置には、ポーランドが世界共通の観光案内表示システムの仲間入りをするためにあるだけではなく、旅行者のみなさまに観光地の移動をよりわかりやすくする目的があるのです。