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西ポモルスキェ地方

旅行者のひとこと
「バルト海の白井砂浜!初めてみました。白くてふんわりとした砂の感触はすごい。海の水は結構冷たかったけど、夏の太陽の下でゴロゴロするにはうってつけ。海岸線はバカンス客でにぎわってますよね。ホテルも充実です。豪華ホテルから安いペンションまでいろいろチョイスできますから、予算と好みでだれでも楽しめる場所かなと私的には思います。

バルト海に面したこの地方には、海岸、波に浸食されてできた岸壁、デルタ地帯、森林、広大な平野・・・と様々な景観が揃っています。サマーリゾートのメッカとして夏は大変な賑わいを見せます。
西ポモージェ地方の美しさは白い砂浜が延々と続く海岸線のエリアと白壁の格子模様の家屋があげられるでしょう。さらにここを美しく飾ってくれるのが4月末から5月にかけて満開になる菜の花です。この菜の花畑の規模は一区画数キロにも及ぶところがあり、かなりの高速で走る車の車窓から数分間も黄色一色のまるでじゅうたんのような菜の花が続く様を楽しむことができます。また、もう一つの花の名所はボルネ・スリノーヴォのクウォミノにあるエリカの咲く原野です。ここはポズナンから北へ上がって行った場所にありますが、ボルネ・スリノーヴォには社会主義時代まで旧ソ連軍が駐屯していたことから、一般人が立ち入らなくなり、結果としてエリカの咲く原野はそのまま保護されてきたのでした。このクウォミノは中央ヨーロッパ最大規模のエリカ群生地で夏場には丈の低いエリカがあたり一面をピンクのかすみがかかっているかのように埋め尽くします。

また、自然をテーマにした一風変わったアトラクションといえば、グリフィノにあるクシヴィ・ラス(ゆがんだ森の意)といわれるこの松林をあげられるでしょう。0.3ヘクタールに松の木が100本がまとまってあり、22列で125cmの隙間を開けて植えられています。

周囲には普通の松林が広がっているのと、全ての木が一方向に向けてゆがんでいることから人為的に作られたものだといわれています。高さ11、2メートルの10㎝から55㎝あたりが北の方向にきれいにまがっている姿を見ると、まるで魔法の世界に入り込んだかのような気持ちになります。

 西ポモルスキェ地方の主要都市はシチェチンです。ドイツとの国境にあるこの町にはルネサンス様式の城やアール・ヌーヴォー建物が並んでいます。シチェチン出身の有名人にはロシア女帝のエカテリーナ二世がいます。ここの公女として生まれたエカテリーナはロシアに行くまでの少女時代をこのシチェチンの町で過ごしました。シチェチンにあるミステリーゾーンのひとつが、第二次大戦中にドイツ人が作った防空壕。ポーランド国内最大の防空壕で民間人の避難用に作られ、5千人を収容できたといわれます。

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