海外在住の人が、特に経験や資格を問われずにだれでもシティーガイドとして登録できるサイトがありますが、正規の旅行会社からあっせんされたガイドや認定ガイド以外に町歩きのアシストなどを依頼する場合は、後日のトラブルを避けるためにも次の点を確認して「だれに、何を、いくらで」お願いするのかという記録を保管しましょう。
インターネットに観光ガイド広告を掲載している場合については、その掲載者が①法人登録のある旅行会社、ガイド派遣業、また個人事業者であるかをREGONという登録番号を元に下記のサイトで確認してみることができます。REGON番号は日本のマイナンバーとは異なるため、プライバシーについての差し触りはありません。
ガイドとして就労するには、自らが個人事業主登録をするかポーランドで事業者登録をしている法人(旅行会社、ガイド派遣業者など)との契約でそこから派遣される形のみが正規登録をしているガイドであり、未登録である上、インターネットで日本語サイトを利用しているもぐりのガイドとのトラブルがこれまで複数報告されています。その一例は、現地在住の日本人にガイドをしてもらう約束をし、現金を手渡しして領収書発行を断られた、後日になって別途、高額の過剰請求を受けたなどがあります。
- なぜREGON番号?
依頼する相手の名称(名前)、登録住所などの情報を簡単に確認でき、だれに依頼しているのかが把握でき安心。
登録業者としてお客様に対して責任ある対応をするため、仮にトラブルがあった場合も解決がしやすくなります。
- だれに払う?
ガイドの報酬は、REGON番号の名義人に支払います。ガイド自身の登録がない場合は、派遣元の旅行会社等に支払う事になります。
そして領収書かKasa Fiskalnaの印字があるレシートを受け取ります。年間2万PLN(約60万円)以上の売り上げがある場合はレジスターによってKasa Fiskalnaと印字されたレシートを発行する義務があります。
当日の手渡しでの支払いは、所得の隠蔽とみなされ税法上の違法行為になります。
下のサイトでREGON番号、また登録者の氏名を元に事業者としての登録情報を確認できます。見つからない場合は事業者としては無登録です。
(1)https://wyszukiwarkaregon.stat.gov.pl/appBIR/index.aspx
REGONをもとに登録者情報を調べることができます。
当局では事業登録をしている認定ガイドおよびガイドを派遣できる旅行会社をご紹介しています。
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