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一般情報

各駅停車や急行の乗車券はそれほど高額ではありません。しかし特急や寝台車などを利用する場合にはあまり安価とはいえない特急料金・寝台料金などの追加料金が必要になります。運賃の割引を利用できるのは制度上定められた人のみで、子どもや学生などに限られます。
乗車券・指定席券などは駅の窓口だけでなく、ポーランド国鉄(PKP)と代理店契約を行っている市内の各店舗で買うことができます。国際列車の乗車券購入の際は、国際列車専用の窓口を利用します。

ポーランドの鉄道には駅に改札が無いので、切符は乗車後に列車内で車掌から直接購入することもできますが、窓口で買うよりも割高になります。
また、運行中に車掌が車輌を巡回し切符の検札を行いますが、そのときに有効な乗車券を持っていない旅客は高額の罰金を要求されます。
PKPでは様々な企画切符の発売も実施しており、例えばエクスカーション乗車券(週末の運賃割引)、団体乗車券(10人以上のグループの場合半額の割引)、家族乗車券(一家全員での旅行の際の運賃割引)などがあります。
運賃は列車の種類や運行距離、座席の種別によって様々なパターンがあります。

運賃の一例

例えば大人1人がワルシャワからヴロツワフまで移動する場合を想定してみましょう。列車の種類に応じて変動はあるものの、1等車で約90~110ズウォティ、2等車では約45~60ズウォティとなります。ワルシャワからクラクフまでの場合は、1等車で約60~100ズウォティ、2等車では45~70ズウォティです。ワルシャワからグダンスクまでとなると、1等車で70~100ズウォティ、2等車で45~70ズウォティとなります。


国際列車の乗車券

国際列車を使って経済的な旅行をしたい場合には、インターレイルパスの購入がおすすめです。このパスを使えば、予め選択し、購入した地域の範囲内であれば、列車には何度でも自由に乗り降りができます (地域区分の例:地域Aは英国とアイルランド、地域Dにはポーランドとその隣国チェコ、スロヴァキア、そしてハンガリー、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナが属しています)。あらゆる種類の列車の2等車が利用できます(ただし上のランクの座席を利用する場合には追加料金が必要になります)。
また、この他にもヨーロッパ地域内の鉄道網でならどこでも使えるユーロドミノを購入する方法もあります。ユーロドミノは記名式のパスで、有効期限内であれば、任意の3~8日間、旅行者の選択した国内での列車の乗り降りが何度でも自由にできるというものです。座席の予約料金は約4ユーロ。パスの料金は利用する日数と旅行を予定している国に応じて異なります。


動物や自転車の持ち込み

  • 動物

動物を列車内に持ち込むには次の条件を満たしていなければなりません。
- 対狂犬病の予防接種済みの記載がある健康保険証・動物の種別が記載された動物用の乗車券(乗車券の値段は乗車距離数による変動はありませんが、旅行ルートと列車の種類によって異なります)を持っていること。

- 犬には口輪をはめること。また小動物はケージやかごの中に入れておくこと。

- 動物を持ち込めるのは成人に限る。

  • 自転車

自転車は原則的に貨物車両に乗せることになっています。しかし多くの列車には自転車専用置き場が設けられていないのが現実です。規則によれば、貨物車両が連結されていない場合には列車の一番先頭か最後尾のデッキに置いて良いとにされています。ただし、他の乗客の通行の妨げにならないように、また、ドアの開閉に支障がないように注意をしてください。自転車を列車内に持ち込む時は、貨物専用チケットを購入します。

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