オイツフ国立公園は、クラクフ近郊にあり、ポーランドの国立公園で最も小さいものです。「ヘラクレスの棍棒(Maczuga Herkulesa)」と呼ばれる、上に行くに従って広がっていく縦長の巨石があることで知られています。
この公園の特異な地形は、石灰岩に起因し、公園の景観と、網目のような水の流れは、過去に起こった、そして今日もなお続くカルスト現象の結果です。その最も特徴的な要素の一つは、おびただしい数の洞窟です。公園内には、洞窟がおよそ400もあります。また、オイツフ国立公園の動物相で最も重要なものは、コウモリ(15種)です。変化に富んだ地形は多様な植物をも繁茂させ、とくにカラフトアツモリソウやブジョザ・オイツォフカ(学名BETULA OYCOVIENSIS)は貴重です。
オイツフ国立公園の敷地内には、ポーランドの国立公園中最多の遺跡や文化財(紀元前12万年から19世紀まで)があります。
データ
オイツフ国立公園(OJCOWSKI PARK NARODOWY)
32-047 OJCÓW 9
TEL/FAX (48 12) 389 10 39, 389 20 05, 389 20 06
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