カンピノス国立公園は、一国の首都に隣接するものとしてはヨーロッパで唯一の国立公園です。この公園は、しばしば「ワルシャワの緑の肺」と呼ばれたカンピノス原生林の自然・歴史・文化上の価値を保護するために、1959年に設立されました。絶えず吹く西風のおかげで、ワルシャワの上空には、公園からいつもきれいな空気が流れ込んでいます。
カンピノス原生林の際立った特徴は、緯線にそって交互に並んだ砂丘と湿原の帯です。2つの主要な砂丘列は、1.5~5KMの幅を持っており、それらの上に生える林のおかげで、ヨーロッパで最もよく保存された砂丘複合体と見られています。
この公園の自慢は、豊かな動植物相です。公園内とその周囲には、多くの史跡、建築物文化財、そして国民の記憶の場所があります。
2000年には、カンピノス国立公園は(その保護ゾーンとともに)世界生物圏保護区(MAB計画)に指定されました。また、鳥類のヨーロッパのレフュジア(避難地、遺存種の生息地)にもなっています。
カンピノス国立公園は、かつて原生林で見られた動植物の種(例えば、ヨーロッパイチイ、ヘラジカ、ヨーロッパビーバー、ヨーロッパオオヤマネコ)を再生した、つまり再び生息させるようにした経験を多く持っています。
データ
カンピノス国立公園(KAMPINOSKI PARK NARODOWY)
UL. TETMAJERA 38, 05-080 IZABELIN
TEL/FAX (48 22) 722 60 01, 722 60 21, 722 65 60
E-MAIL: DYREKCJA@KAMPINOSKI-PN.GOV.PL
WWW.KAMPINOSKI-PN.GOV.PL