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ヨーロッパオリンピック委員会はクラクフ市とマウォポルスカ地方での2023年第3回ヨーロッパ競技大会開催を決定

近い将来アフターコロナの時代を迎えると期待されるなか、今後ポーランドはカルチャー・スポーツイベントを通じたインバウンド促進に力を注いでゆく。2023年に南ポーランドのクラクフと近郊のマウォポルスカ地方で予定されているヨーロッパ競技大会は、まさにその絶好のチャンスだ。今から観戦と日本選手団の応援に出かける計画を立ててみてはどうだろうか?ヨーロッパオリンピック委員会はクラクフ市とマウォポルスカ地方での2023年第3回欧州大会開催を決定した。そして、今ポーランド政府観光局は観光プロモーションの奥の手となるこの大会に大きな期待をかけている。

「2023年のヨーロッパ大会は、観光地としてのポーランドを外国にアピールするためのこの上ないチャンスとなっています。この大会は経済を刺激して、観光産業の再生を図るための起爆剤のひとつになるだろうと確信しています。次期大会は外国人の旅行者にポーランドという国とその価値をアピールするための絶好の機会になるでしょう。私たちが誇れるのはポーランド選手団だけではありません。質の高さに定評がある国内の観光ブランドというものもあるのです。」閣僚評議会議長代理・ポーランド観光ブランド推進担当のアンジェイ・グット=モストヴィ副大臣はこのように語った。

ヨーロッパ競技大会では何千人もの選手がスポーツ競技24種でしのぎを削る。前回ミンスクで開催されたヨーロッパ競技会には3万5千を超える観客が集まっている。世界遺産であるクラクフは短期旅行でも高い人気を誇るデスティネーションのひとつのため、競技観戦と同時に観光をする人が多くなると予想され、次期大会では前回を超える多くの観光客がクラクフを訪れることになるだろう。またクラクフのマウォポルスカ地方の県都として地の利の良さ、つまり交通の便の良さも観光客の増加に大きな意味を持つ。

「このような大規模のスポーツ競技大会の開催によって全欧州の注目がポーランドに注がれることになります。当局は旅行業界とともに、どのような旅行商品が人々のニーズに合い、国内旅行の推進につながり得るかをすでに検討している最中です。品質が高いのはもとより、手頃な価格であることを旗印に観戦者の利便を考えた包括的な商品を造成して行ければと考えております。」ラファウ・シュラフタポーランド政府観光局理事長はこのように語っている。

近年、ポーランドではユーロ2012のほか世界バレーボール選手権やヨーロッパバレーボール選手権、世界室内陸上競技選手権大会、FIFA U-20ワールドカップなどが次々と開催されてきている。また、スキージャンプ・ワールドカップ(ザコパネとヴィスワで開催)や自転車ロードレースでは屈指の大会のひとつとされるツール・ド・ポローニュ(Tour de Pologne)も毎年開催されている。ポーランドが主催国となったイベントは、これまでどれもが各競技の国際的諸連盟や外国の参加者からも高い評価を受けてきた。Booking.comが2年前に行ったリサーチでは、ポーランドの高評価は心に残る最高の雰囲気の演出と、昔からお客様を迎えるのは神様を迎えることといわれてきた「伝統のおもてなし精神」を体現するスポーツファンの存在によるという結果となった。ポーランドは世界で三本指に数えられる親切な国と同サイトの利用者は高く評価している。

2023年にはコロナ禍も終息し、ヨーロッパ競技大会の感動を世界の人々と共に分かちあえるであろうことを心から願いたい。

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