梗高速の新型車両の導入により、都市間の接続時間が短縮されて快適に移動ができるようになりました。現在、多くの観光客が利用する幹線にペンドリーノという特急が導入されており、座席は新幹線型の通路を挟んで2席ずつになっており、各車両の入り口に荷物置き場があります。このペンドリーノは発車後に車内での切符購入は一切できないため、必ず出発前に座席指定のあるチケットをお求めください。
列車の種類
都市間を結ぶ列車には急行(pospieszny)と特急(ekspres)があります。急行は比較的規模の大きい都市にある駅にのみ停車し、中小の町には停車しないのが普通です。特急タイプの列車はポーランドの主要な大都市にのみ停車します。急行や特急の停車しない中小の駅には各駅停車の鈍行列車(osobowy)を利用します。鈍行を使えば小さな町や村を訪ねる旅ができます。こうした列車は通常、運行区間が短く、その区間にある全てのローカル駅に停車します。
運賃は経路・列車の種類・車輌の等級によって異なります。また様々な企画切符も多く用意されていますので、詳細は駅の窓口でお問い合わせ下さい。
車輌の規格
ポーランドの列車には様々なランクがあります。各停列車に用いられる最低限の設備を備えただけのものから最高ランクの設備を備えた特急用車輌まで様々あります。鈍行以外の全ての列車は、車輌が１等車（I klasa）と２等車（II klasa）に区分されています。
インターシティと多くの急行列車には食堂車が接続されています。 また列車の中には特別に喫煙車輌が接続されているものもあります。長距離列車ではしばしば寝台車も接続されています。
ポーランド鉄道（PKP）は身体障害者の方のために特別の車両や座席を用意しています。また乗降の際に必要があれば駅係員がホームから車両へのリフトなどご乗車のお手伝いをします。
