ゴルツェ国立公園は、西ベスキディ山脈に位置する、風光豊かな山群ゴルツェの中央部と北西部を含んでいます。景観の多くを占めるのは、ほとんど森に覆われた、緩やかで丸みのある峰々です。山間の渓流の細かな網目が、山並みをいくつかの尾根に分けています。公園は、下部山林帯の天然のブナ・モミ林と上部山林帯のトウヒの森を守っています。これらの森林は、数百年間にわたる人間の営みにもかかわらず、天然の性格を残しています。ゴルツェの森林は、多くの種の動物、とりわけタイリクオオカミとヨーロッパオオヤマネコのレフュジア（避難地、遺存種の生息地）になっており、時にはクマも公園の敷地を訪れます。森林では100種以上の鳥類、例えばナベコウ、ヨーロッパオオライチョウ、ワシミミズクが巣を作っています。また、繁殖力豊かな山地草原に覆われた林間地が、ミェチク・ダフフコヴァティ（学名GLADIOLUS IMBRICATUS）やポトコラン・ビャウィ（学名PLATANTHERA BIFOLIA）のような保護植物の多くの生育地とともに、公園の景観を豊かにしています。そして、塔や、岩の塀などの形をした数多くの露岩が、この公園の地形の魅力的要素となっています。
データ
ゴルツェ国立公園（GORCZAŃSKI PARK NARODOWY）
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ゴルツェ国立公園
