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ピェニーヌィ国立公園

ピェニーヌィ国立公園は、ヨーロッパ初の国境地帯の国立公園として、1932年に創設されました。そのポーランド側で、公園は、極めて変化に富んだ地形と豊かな動植物界をともなうピェニーヌィ山脈の一部を含んでいます。山々の南斜面はとても険しく、あちこちで断崖絶壁になっています。そして、多数の侵食谷があり、その出口では沖積錐が発達しています。ピェニーヌィ国立公園の大きな魅力は、ドゥナイェツ川の渓谷です。直線で2.5KMの間に、この川は7つの湾曲を作り、その流長を9KMにまで延ばしています。河谷の幅は、所によって数メートルにまで小さくなります。ドゥナイェツ川で催される筏による川下りは、観光客にとってはこの公園随一の魅力になっています。
ピェニーヌィ国立公園の植生は、非常に豊かです。ここでは約1100種の維管束植物が確認されています。この地帯の特徴は、普通種の植物だけでなく、高山種(例えば、アステル・アルペイスキ(学名ASTER ALPINUS))、遺存種、そして固有種(例えば、プショナク・ピェニンスキ(学名ERYSIMUM PIENINICUM))などが隣り合って見られることです。
動物では、公園内で6500種以上が記録されている無脊椎動物が特に注目に値します。その中で最も数の多いグループを作っているのは、ピェニーヌィ国立公園のシンボルでもある蝶、アポロウスバシロチョウを含む昆虫類です。

データ
ピェニーヌィ国立公園(PIENIŃSKI PARK NARODOWY)
UL. JAGIELOŃSKA 107B, 34-450 KROŚCIENKO
TEL/FAX (48 18) 262 56 01, 262 56 02, 262 56 03
E-MAIL: BIURO@PIENINYPN.PL
WWW.PIENINYPN.PL

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